オサくん、兄貴になるってよ
21世紀になって最初の年、俺が5歳になるかならないかくらいの時に、俺に弟か妹ができるってことを話された。
性別がどっちかは生まれるまで分からなかった。あれから20年経ったけど、俺が兄貴になった日、つまり下の子が生まれた日のことははっきり覚えている。
そいつは俺と同じくこち亀の舞台になった東京下町のちっちゃな病院で生まれた。
俺は父親と一緒に窓越しから生まれた直後に体重を測られている様子を見ていた。
俺「男と女どっちだぁー!?」
父「あれ?おち○ち○ついてるぞ??」
俺「おち○ち○ついてる!!!!ってことは男ダァーーーー!!!!!!!!!」
クソガキだった俺は病院内でこう叫びながらはしゃいでいた()
つまり、俺には弟ができた。
弟とは共通の趣味が結構あって、その関連で共通の友達もいたりするから今でも普通に仲はいい。
ただ、弟は今でこそ俺よりもまともな生活をしていると思うけど、幼少期は決して順風満帆ではなかった。それを乗り越えて今がある。
具体的に何があったのかは後ほど綴ろうと思う。